有機JASの規格
有機JASの認証には5つの種別があり、認証の基準もそれぞれ異なります。
有機農産物のJAS規格
- 堆肥などで土作りを行い、種まき、または植え付けの前2年以上、禁止された農薬や化学肥料を使用しない。
- 水耕栽培やロックウール栽培ではなく、土壌を用いた農業生産。
- 環境への負荷をできる限り低減した生産方法。
- 遺伝子組換え技術を使用しない。
有機畜産物のJAS規格
- 環境への負荷をできる限り低減して生産された飼料を与える。
- 動物用医薬品の使用を避ける。
- 動物の生理的、行動学的要求に配慮して育てた家畜、家きんから生産する。
有機加工食品のJAS規格
- 物理的または生物の機能を利用した加工方法を用いる。
- 化学的に合成された食品添加物および薬剤の使用を避ける。
- 原材料は、水と食塩を除いて、95%以上が有機農産物・有機畜産物・有機加工食品。
有機飼料のJAS規格
- 原則として有機農産物と同じように作る。
- 使用が認められた原料だけを配合する。
有機藻類のJAS規格
- 養殖場において,使用禁止資材の使用を避けることを基本として,生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した管理方法によって生産する。
- 採取場において,採取場の生態系の維持に支障を生じない方法によって採取する。 有機食品の検査認証制度(農林水産省) 有機農業関連情報(農林水産省)